「っあー小説が出来ない!!!!!!」
誰もが悩める、“スランプ”・・・私、今スランプかも!!
スランプ脱出方法はいかに
「銀ちゃん・・・どうしよう・・・」
たまたまソファにいた銀時は、私の声のするほうを見て
「あー?どうしたチャン?」
「小説が出来ない〜〜〜!!!」
「へぇ〜・・・で?」
「『で?』じゃないでしょ!!我が家の火の車の危機よ!!」
「えーなんでぇ?」
くそぉこの男・・・自分は働かないくせに、わかってねぇ!!!
「だから、万事屋の仕事もなくて小説がかけないのよ!?」
「銀さんがいればそれでよし!!」
「よしじゃねーよ!!!お金が入ってこないって事!!」
銀ちゃんはしばらく固まった・・なに、ようやくわかってくれたの?
「ま、パフェくらいは「食べられません」
「・・・晩飯は何かな「食べられません」
「・・・・・・お菓子は「ナシです、絶対」
・・・やっぱり固まった。
死後硬直みたい・・・死んじゃダメよー銀ちゃん?
「!!!書け!!今すぐ書けェェェ!!!!」
「スランプです」
「なんだとォォォ!?」
自分だって万事屋の仕事全然してないくせに、何が『書け』よ。
そういや、今までスランプになったことないし。
いい薬かもしれないかな??
そんなことを考えてたら、銀ちゃんに一ついい案があったのか、不敵な笑みを見せてた。
「よォし、じゃあ俺がどうにかしてやるよ」
「え?何してくれるの??」
家事?夕食作り?
なんていい人なんだろう、銀ちゃ・・・あれ、視界が反転した!?
ボフッと鈍い音がした。
私の視線は天井・・・いいや、銀ちゃんへと。
「・・・これは、何?」
「何ってナニだ「カマイタチを浴びたいわけ??」
違うぞーと銀ちゃんは軽くキスをしてきた。
「のインスピレーションを生かす作戦だ!」
「はぁ??」
何言ってんだか・・・昨日だって徹夜明けなんだし、ソファなんかに転んでたら寝そうだよ。
「、これを機に官能小説でも書いてみたらどうだァ?」
「遠慮します・・・」
「銀さんは読んでみたいなー」
馬鹿か、コイツは。
・・・あーなんか、ホントに寝そう・・・
「・・・?オーイチャーン??」
すぅすぅと寝息を立てて、やがて私は寝入ってしまった・・・。
ホントに眠かったんだよねぇ・・・こんな危険なときに、ソファの気持ちよさに負けて寝たなんて。
「ったく・・・疲れが溜まってるだけだろうが」
つまらなさそうにもう1回キスを落とし、退けようとしたけど・・・
「・・・あ?」
いつのまにか、私が銀ちゃんの服を掴んだまま寝入っちゃったのよね。
「・・・しょーがないですねェ」
そのまま動けない銀ちゃんは、私の握力がゆるくなるまで待っててくれたんだって。
「ただいまアル!」「只今帰りました」
「・・・あーお前ら、これはだなぁ・・・」
神楽ちゃんと新八くんが帰ってきて・・・わが目を疑ったらしい。
なんせ、ソファに私が寝てて、その上を組み敷くように銀ちゃんがいたら・・・だれだって誤解するよね。
「銀ちゃん!!!になにしてるアルか〜〜!!!!」
「寝込みを襲うなんて最低だよ!!!あんた汚い大人だなァァァァ!!!!」
「ちょっ、まて!!!!誤解だって!!ホラっ!!が離してくれねーんだってば!!!」
「「問答無用!!!!!」」
大きな音に目を覚ますと、そこに銀ちゃんの姿がなく・・・
「・・・ぅえぇっ!?この大きな穴なに!?」
ソファの前に大きな穴があいていた。
下からは落ちて気絶した銀ちゃんと、全ての衝撃を受けてキレているお登勢さんが・・・
「誰だィ!?誰がやったんだコノヤロォォォォ!!!!」
「銀ちゃん(さん)がやりました」
「銀時ィィィィィィ!!!!!!!」
「ギャアアァァァァァ!!!!!」
はぁ〜、今日も賑やかだなぁ・・・
「あっ、いいネタ思いついた!!!」
寝入っちゃって何も知らない私は、無事スランプを抜けることが出来ました♪
さっ、早速書かなきゃ!!!