BLACK CAT  主 人 公 設 定


 名前...リカ=シンシーティオ / Rica=Sinsytio  本名...アンジェリカ / Angelica
 (クロノスを抜けてから「リカ」で通している。)


 20歳ほどで、胸元に異例のナンバー「0」が刻まれている。
 トレインより小さめの身長でブロンドの髪を肩より少し長く伸ばしている。暑い日などは纏めているときも。
 生まれつき「治癒能力」を持っていて、とても秀才。
 そのため祖母から教わった錬金術の全てを5歳で完璧にマスターし、応用まで出来ていた。
 まだまだ錬金術の能力が伸びることがわかっているため、よく調合を趣味としている。

 性格は明るく、優しい。好奇心があるため、色々なことをしている。(作曲やバイオリン弾きなど)
 20歳のわりに子供っぽく、はしゃいだり泣いたり表情がコロコロ変わる。そのため実年齢より若めに取られがち。
 普段も子供っぽいけど、戦闘中や調合中は目を輝かせている。
 戦闘の時は“クロノス時代”の血が騒ぐのか、苦い顔の時はめったにない。
 しかし、子供っぽい容姿のわりに言うことが正論である。大人のような雰囲気も出せるみたいで、イヴの良い姉になっている。

 リカの武器は左利き用になってる赤の装飾銃。“ラピス(Lapis)”という名前を付けている。
 装飾銃はクロノスに入ったときに貰ったもの。といっても、自分が錬金術で作ったやつ。
 銃を吊っている場所は腰の後ろ。横向きになってて抜きやすくなっている。

 リカのもう一つの武器は「錬金術」
 練成する際の陣を書いたピアスをつけていて、物を調合するときや練成するときに紅く光る。
 作るものを想像して手を付いたりかざしたりすると、そのものがイメージ通りに作られる。
 いつもリカはそうやって武器など色々なものを練成したりしている。
 調合・練成など錬金術を使うとき、足元にピアスに刻まれている陣が浮かんでくる。
 ピアスは黒色、八角形になっている。銀色で丸い陣が刻まれている。
 これはリカが作ったもので、オリハルコン製にしていて踏んだって壊れない。

 リカの両親が誰なのか定かではない。
 祖母に5歳まで育てられ、錬金術の全てを教えてもらった。(祖母は錬金術師)
 その後祖母は亡くなり、一人で家に居るとセフィリアがやってきて、クロノスに勧誘した。
 殺人経験はないが、治癒能力もあって錬金術が使えるとして、異例の「0(ゼロ)」を与えた。
 それから“アンジェリカ”は、オリハルコン製の武器を作り、傷を負った番人を癒したりしていた。
 時には戦場に繰り出し、楽しみながら戦ったりもした。

 別名「治癒の堕天使」と呼ばれ、“アンジェリカ”は時の番人の中で有名になった。
 番人として成長している“アンジェリカ”は、滅多に他の番人に会うことは許されなかった。
 しかし“アンジェリカ”が17歳になったとき唯一逢っていた番人から裏切られ、それがきっかけでクロノスを抜けた。
(裏切った番人はその後死んだという噂がある。)

 抜けてから“アンジェリカ”は掃除人(スイーパー)の仕事を始めた。
 錬金術の調合などを自由に楽しむことが出来た“アンジェリカ”は以前の自分を捨て、“リカ”と名乗ることを決意。
 「堕天使は天使に転生し、ようやく自由に羽根を広げて飛び立つことが出来た」らしい。